garden

小さな森づくり

あっという間に1年が過ぎていく。

 

サーフボードづくりと庭づくりをやらせてもらえる事に喜びを感じながら日々勉強が欠かせない。

 

お庭の相談をいただいてから約4ヶ月後にようやく施工開始となって夏の現場。

 

敷地が広い為、どういう庭にしていくべきかなかなかインスピレーションが降りてこず、、

小さなお子様がいるので、思い切り遊べる環境でありつつ季節を感じれて実のなる庭はどうだろうか?

 

お施主様と何度も打ち合わせを行い、一緒に植木を見にいき、意見のすり合わせを行いお互いに納得いく空間づくりを行いたい為、施工までのミーティングを大事に丁寧に行う。

 

いざ施工当日。

フェンスに囲まれた敷地内がまるで田んぼみたいに、、

 

排水する場所もなく、もともとあった建物を解体して埋め立ててあるために植物が元気に育つ環境とはいえない。

 

自然の摂理と現代の素材を活かした土壌環境整備からスタートする事に。

 

数十箇所に縦穴を掘りそこに竹炭、落ち葉、薪ストーブの灰などを入れて行く。

そこに排水枡に向けて水脈を掘ってコルゲート管を入れる。

大地の再生はまだまだ勉強を始めたばかりだが、締め固められた穴を掘ってでてくる残骸をみて土中の環境を整えてから植栽しなければ植物は元気に育つはずないのだろうと確信した。

 

植栽する前の穴にはミミズや微生物たっぷりの落ち葉、竹炭などを地中深くに敷き詰める。

 

どんどんと土中環境が良くなりますように。

 

植物を植えるだけで一気に雰囲気が変わる。植物の力は凄まじい。

 

お庭に隣接する駐車場も平行して工事を進める。アウトラインを大事にしておりゆるやかなアールを必ず入れたくなるのが波庭ならでは。

 

暑い中職人、タケトのこうじくんが丁寧な仕事で左官作業を進めてくれた。

 

サーフボードづくりと同じで水の流れを考えて傾斜をつけていく。

 

 

お庭の制作中細かい箇所をどうしていくか?をいつも考えさせられる。見た目だけでなく心地良さなどまだまだ勉強していく事は山ほどありそうだ。

 

広い敷地のメイン部にはグランドカバーのディゴンドラを植えつける。

一年後には緑の絨毯になる予定。

 

今回の庭づくりのコンセプトは小さな森。

 

実のなる植物もたくさん植えたので楽しみ。

 

お庭の完成そしてスタート。小さなお子様と共に数年後には植物が成長して心地良い環境になってくれる事を願います。

 

完成後お施主様家族に喜んでいただいて本当に嬉しい限りです。

お待たせしてしまいましたが、じっくり待っていただき本当にありがとうございました。

 

 

グランドカバー植え付け三ヶ月後

 

いい感じに育ってます。

 

 


師走

 

師走の12月、なにかとバタバタしておりますが、慌てず丁寧な仕事をしたいとひと呼吸して久しぶりのブログとなりました。

 

次なるサーフボードも熟考しすぎてなかなか手が進まずいるが、確実に完成に近づいてはいる。EPS素材と桐。独特な乗り味になりそうだ。

今年もいろいろな人に助けられ庭づくり、サーフボードつくりができた事にあらためて感謝です。

 

いつもわがままを聞いてくれる家族にも!

ありがとう。

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